「正しい原材料」とは?

それを説明するにはまず、「間違った原材料」について知らなくてはなりません。

例えば、企業がソーシャルメディアサービスを開始しようとすると、多くの場合、以下のような基本戦略を採用します。

  • ゴール:利益を上げる
  • プラン:フォロワーを増やす
  • アクション:TwitterやFacebookに企業アカウントを開設する

残念ながら、このようなソーシャルメディア戦略がお金を生むことはありません。

なぜなら、この計画には「正しい原材料」が含まれていないからです。

このページでは、ソーシャルメディア戦略に効果的な、各種の「原材料」について説明いたします。

1. 正しいヴィジョン

まず申し上げておきたいことは、企業がソーシャルメディアを採用すべきか否かという議論はもはや存在しないということです。以下のように、多くの専門家が、企業はソーシャルメディアを利用しなければならないと言明しています。


「ソーシャルメディアというのは売り上げや広告、あるいはクリック率についての話ではない。それはむしろ一つの思考方法であり、消費者コミュニティと企業の関係性を育てたり強化したりすることであり、消費者を思考の中心に置き、それをコントロールするときに必要なプランを新たに練り直すことである」

ポール・アダムス
リサーチャー、フェイスブック

http://thinkoutsidein.com/blog

「ソーシャルメディアの概念それ自体が変わったのではなく、あまりに顕在化してきているために無視できなくなっているのです。変化を拒否して現実世界との接点を失っている『例のあの人』や『例のあのブランド』みたいになりたくはないでしょう?」

ジュリア・ロイ
シニア・マネージャー、コーチ・ニューメディア部門

http://juliaroy.com


ソーシャルメディア上における消費者の意見は、今やブランドの評判を左右するだけの力を持っています。つまり、ソーシャルメディアから距離をおいているブランドは、長年築き上げてきた「ブランドの信頼性」というものを危険にさらしていると言えます。

距離を置くのではなく、「ソーシャルメディアを積極的に利用して消費者にリーチする」という企業の姿勢が今、必要とされているのです。オンラインにおける企業と消費者の良好な関係は、そのブランド愛好者の増加につながります。その結果、ソーシャルメディアは企業にとって、非常に強力なコミュニケーションツールとなるのです。

これらのことを踏まえて、先のソーシャルメディア戦略を正しく考え直すと、以下のようになります。

  • ゴール:消費者を企業活動に参加させる
  • プラン:ソーシャルメディアに積極的に参加する
  • アクション:ブランディング、および対話

3番目の「アクション」の詳細については、以下に順を追って述べていきます。

 

2. 正しいブランディング

ソーシャルメディア上で、「おしゃれでカッコいい」企業イメージを形成する要件は何でしょうか?既存のメディアと同様、消費者は驚きを求めています。ネット上においては、それは直感的なユーザーインターフェースであり、滑るように動くグラフィックスです。技術力のあるプロフェッショナルの手にかかれば、そんな仕掛けはお手のものに見えます。しかし実際は、目に見えない部分で多くの努力がなされているのです。

私たちは、その見えない部分こそ、最も大切だと考えています。

私たちの企業理念は、社名である「ウィスキー」に端的に表明されています。アルコール飲料の中で、ウィスキーは独特のイメージがあります。例えば「男性的」「社会的ステイタス」「プレステージ感」と言ったものです。これらは、エレガントなガラスボトル、華麗なラベル、説得力のあるブランドメッセージなど、消費者の目に見える形で具現化されます。この一連の「マーケティング」が上手くいったブランドのウィスキーが、市場を席巻するのです。

このウィスキーの事例は、ブランディングの重要性について非常に示唆的です。

売る商品がウィスキーであれウィジェットであれ、オンラインで売れるブランドになるために求められる要素は以下のようなものです。

  • そのブランドの核となる、ロゴやその他グラフィックスを創造すること
  • ロゴ、コピーライティング、スタイルをオンラインプラットフォーム上で統合すること
  • ウェブサイト等、ブランドイメージを的確に消費者に伝達するためのネットメディアの開発
  • ブランドイメージを醸成するための長期的な広告戦略
  • オンラインマーケティングを進める上で頼りになるビジネスパートナー

これらが揃ってから初めて、最後の、そして最も大切な要素にたどり着くことができます。それが「正しい対話」です。

 

3. 正しい対話

 

ソーシャルメディアにおいて企業が犯しがちな失敗の一つに、「消費者との正しい対話に最初からつまずく」ということがあります。

ソーシャルメディア上の対話について、考慮すべきポイントは次のようなものです。

  • 一方通行を避ける
    ソーシャルメディアのユーザーは、何に耳を傾けるかを自ら選ぶ権利があります。ソーシャルメディア上で、メガホンで宣伝文句をがなりたてるような振る舞いをすることは致命的なミスです。ソーシャルメディアコミュニケーションの目標とは対話することであり、商品を売り付けることではありません。双方向型のコミュニケーションが生まれるような記事を投稿し、消費者からの問いかけにも丁寧に応えましょう。
  • 本当に価値のある情報を消費者と共有する
    企業のソーシャルメディア担当者が朝食に何を食べたか。などを知りたい消費者はいません。フォロワーにとって利益になるような情報だけをアップしましょう。
  • 礼儀正しく、丁寧な表現を心がける
    消費者に対して尊大な態度を取ることはそれ自体が良くないことであるばかりか、ブランドイメージに取り返しのつかないダメージを与えかねません。お客様にもクレーマーにも、同じように丁寧に対応しましょう。
  • コンテンツやプロフィールのアップデートを忘れない
    ソーシャルプラットフォームに積極的に参加しないと、対話は始まりません。ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのアカウントは、定期的にアップデートしましょう。

ソーシャルメディア上での「成功」とは、消費者のブランド理解を深めることであり、ブランドを高く評価してもらうことであり、最終的にブランドロイヤリティを醸成することです。そのためには、消費者であるフォロワーが知りたい情報を定期的にアップすることが肝要です。

 

「正しいヴィジョン」「正しいブランディング」「正しい対話」

これが、私たちが企業のソーシャルメディア戦略について考える際の、3つの大きな要素です。

 

会社概要 | サービス内容 | 業務実績 | ブログ | お問い合わせ | ページのトップに戻る

コメントは停止中です。